犠牲者が3600人に達したミャンマーの大地震。国際支援が行き届かない“孤立地域”で活動する日本人の医師が、過酷な現地の状況を語りました。

ミャンマー当局によりますと、先月28日の発生以降、これまでに3600人が死亡しました。

今月5日、日本人の医師らによる民間の緊急支援チームが被災地に入りました。国際支援が行き届かない“孤立地域”のザガインで活動しています。

空飛ぶ捜索医療団“ARROWS” 稲葉基高 医師
「壊れてる家も圧倒的に多いですし、大きな建物も1階とか2階部分が潰れて、いわゆる“パンケーキクラッシュ”っていうような状態の建物もかなり多いです」

現地の医療は崩壊状態で、重傷を負った患者の搬送すらままならない状況だそうです。

空飛ぶ捜索医療団“ARROWS” 稲葉基高 医師
「両足が折れていて、片方の足は開放骨折って言うんですけど骨が筋肉を突き破って出てるような。そういう患者さんがまだ全然病院にかからずにいるっていうことが、今回ちょっとショックを受けていますね」

稲葉医師は「日本の医療が必要とされている」として、「ミャンマーに心を寄せてほしい」と訴えています。