沖縄都市モノレール「ゆいレール」の昨年度の乗客数が、初めて年間2000万人の大台を突破しました。モノレール社は今後3両編成を倍増させるなど輸送力強化を打ち出しています。
過去最多の総乗客数を記録した「ゆいレール」。7日、おもろまち駅では就職や進学などで新たに「ゆいレール」を利用する人に向けたマナーアップキャンペーンが行われ、乗車後は入り口付近に立たず中へ進むことなど協力が呼びかけられました。
▼渡慶次道俊 社長「これだけの混雑ですので、ご不便をおかけしますがお互いさまの気持ちで(乗車時は)中に詰めていただきたい」
沖縄都市モノレール社によりますと、昨年度の1年間に「ゆいレール」を利用した乗客数は1日平均で約6万人、年間トータルでは2222万人あまりとなり、初めて2000万人を上回り過去最高を記録しました。
今月発表された新たな中期経営計画では、現在4編成ある3両編成を2027年には9編成まで増やすなど輸送力増強と車内混雑の緩和を進め、2029年には1日7万1000人の輸送と売上高60億円を達成し、債務超過を解消したいとしています。