大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートで、全線開通に向けた準備が進んでいます。山間部の雪が例年よりも多かった今シーズン。
除雪作業の様子を取材してきました。

大町市と富山県立山町を結ぶ立山黒部アルペンルート。

8日後に迫った全線開通に向けて2月中旬から除雪作業が進められてきました。

山崎キャスター:「標高2450M地点ではブルドーザーを使った除雪作業が行われています。今年は例年より多い7.6メートルの雪が積もっているということです」

きょう(7日)の気温は氷点下2度。
10台の重機を使って、駐車場の雪をかいていきます。

そして、アルペンルートの観光名所といえば両側に巨大な雪の壁がそびえる「雪の大谷」。

今年の壁の高さはまだ分かっていませんが、過去20年の平均はおよそ16メートル。
今年の積雪は、平年を上回るため、壁の高さも期待できそうです。

また、今年新たに登場するのがこちらの電気バス。
28年にわたって立山トンネル内の移動に使われていたトロリーバスに代わって、より環境に配慮した電気バスがお目見えします。

■立山黒部貫光総務部 中沖雅史さん:「例年に比べても非常に(雪が)多いです。例年以上に迫力のある壮大な景色、多くのお客様にこの大自然を体感して楽しんでいただきたいと考えている」

およそ2か月にもわたる除雪作業は最終盤。
立山黒部アルペンルートは、4月15日に全線が開通する予定です。