江戸時代のままに復元しようとまず材木の確保に東奔西走したほか、高いところにある梁などの仕上げは、鉋でなく手斧がけの不規則な目に。

金具は打ち出しの工程を加えて敢えてでこぼこの仕上げにして、現代の技術でできるきれいすぎる仕上げよりも、築城当時のリアリティにこだわりました。

鳥取市教委文化財課 岡垣頼和 主任
「将来的に文化財になるレベルで今回復元したところです。本物の江戸時代の建物を体験、体感して頂きたいということで、そこまでこだわってみました」

2階から石を落とす仕掛けなども備えられた渡櫓門ができて、一連の中ノ御門の復元が完成し、今月26日には開門式を開いて一般の人も門を潜れるようになります。