北アルプス南岳で1人の遺体が見つかり、警察は遭難した登山者の可能性もあるとみて調べています。
北アルプス南岳の標高およそ2600メートルの斜面で5日、県警のヘリが遺体を発見し午前11時すぎに収容しました。
遺体は凍った状態で、性別などは分かっていません。
南岳付近では3月30日、知り合いの女性と2人で入山した大阪市の51歳の男性会社員が滑落し、スマートフォンの緊急通報システムを使って救護を要請していて、5日は県警のヘリが男性を捜索していました。
一緒に入山していた女性は連絡がつかなくなっていましたが、その後無事に下山していたことがわかったということです。
遺体は遭難した男性の可能性もあるとみて、警察が確認を進めています。
また、中央アルプスの空木岳でも4日に遺体が見つかり、東京都の38歳の男性と
わかりました。
男性は3月29日に単独で入山したまま行方が分からなくなり、県警のヘリが捜索していました。