秋田県の農事組合法人が生産、出荷したコメから基準値を超えるカドミウムが検出されました。コメは青森市の米穀会社にも出荷され、消費者まで流通している可能性があるということです。
熊谷農進 熊谷聴 理事
「関係機関の方々に多大なご迷惑をおかけしております 謹んでお詫び申し上げます」
秋田県は4日、県内の農事組合法人が生産したコメから食品衛生法の基準値0.4ppmを超える0.47から0.87ppmのカドミウムが検出されたと発表しました。
この農事組合法人は2024年9月から10月にかけて4つの業者にあわせておよそ86トンのコメを出荷していて、秋田市の業者を介し、青森市の米穀会社にもおよそ13トンが出荷されています。
このうち5トンあまりはすでに販売されていて、消費者まで流通している可能性があるということです。
国や県は流通先の調査を進めるとともに、法人が自主回収を進めています。
カドミウム濃度の高い食品を長期間摂取すると、腎機能障害を引き起こす可能性がありますが、4日時点で健康被害は確認されていません。