大規模山林火災の被災地から春の便りです。岩手県大船渡市は5日、市独自にサクラの開花を宣言しました。去年より3日遅く平年より2日早い開花です。


大船渡市が開花の基準となる標本木としているのは市民体育館の敷地にあるソメイヨシノです。

5日午後、7輪が咲いているのが確認され、午後3時に開花を宣言しました。
1996年の観測開始以来、去年より3日遅く、平年より2日早い開花だということです。
市は待ちに待ったサクラの便りに山林火災の復興への願を重ねていました。

(大船渡市の渕上清市長)
「なりわい、建物の再生に向かって一歩一歩進んでいく。そういったスタート、弾みがつけば」

標本木は1週間から10日で満開となり、見ごろを迎えるといいます。