アメリカの先月の就業者数は市場の予想を大きく上回る22万8000人の増加でした。
4日に発表されたアメリカの3月の雇用統計では景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が、前の月に比べて22万8000人の増加で、およそ13万5000人の増加を見込んでいた市場の予想を大きく上回りました。
一方、失業率は前の月から0.1ポイント上昇して4.2%でした。
労働市場は、なお底堅さを保っていることが示されましたが、トランプ政権の大規模な関税の影響などで景気の先行きには急速に不安感が高まっています。
中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は慎重に利下げを進める姿勢を示していますが、景気の先行き不安と物価上昇の双方のリスクの見極めが必要な難しい状況が続きます。
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