大手生命保険会社の日本生命が、がん検診に関するアンケートを実施したところ、愛媛県内の受診率は4割ほどで、全国平均を下回っていたことが分かりました。

この日は日本生命の中澤雅治松山支社長が、県の河野英明健康衛生局長に去年、県民およそ8100人から回答が寄せられた、がん検診に関するアンケート結果を報告しました。

それによりますと、全体の受診率は44.4%で前の年から1.3ポイント低下、また、全国平均と比べても6ポイント程下回った一方、20代から30代、それに60代の受診率がアップしていました。

(愛媛県保健福祉部・河野英明健康衛生局長)
「検診受診率が徐々に上がってきているので、皆さんの関心も高まってきている」

(日本生命・中澤雅治松山支社長)
「地域の皆様の健康を守る、地域の課題に対して会社として取り組むという中では、一番身近な病気であるがんを啓蒙することによって、お客様の安心安全を守ることができる」

ニッセイでは今後もアンケートを実施するなどして、がん検診の啓発に努めるとのことです。