江藤拓農林水産大臣が4日、大規模な山林火災で被害を受けた岩手県大船渡市を視察し、農林水産業の復旧・復興に向けた国の支援策を発表しました。

大船渡市を訪れた江藤大臣は、赤崎町合足地区の漁港で火災の被害を受けた海岸防災林について県の担当者から説明を受けました。
綾里漁港では定置網を保管していた漁協の施設を視察し、漁業者の被災状況について説明を受けました。
視察後に江藤大臣は焼けた定置網の再導入に対する支援として、補助率を従来の2分の1から特例として4分の3に引き上げる措置や、焼けた山林の再生に対して国が2分の1を補助する支援策などを発表しました。

(江藤拓農林水産大臣)
「東日本大震災で14年前にたいへんな壊滅的なご苦労をされて、重ねての被災という事を考慮して、国としては今までにない補助率にするということで財務の方も了解していただけましたんで、少し時間はかかりましたけれどもこういう報告ができたことは良かったと思います」
国の支援策に漁業関係者からは安堵の声が聞かれました。
農林水産関連の被害に対する今回の支援策で復旧・復興の推進が期待されます。