トランプ関税の影響は止まるところをしりません。きょうの日経平均株価は一時1400円以上値下がりするなど、大荒れの展開となりました。中継です。

まさに「トランプ関税ショック」。ニューヨーク市場での大幅な株価の値下がりを受け、きょうの東京株式市場でも波乱が巻き起こりました。

自動車など輸出関連銘柄や半導体関連株を中心に、実に9割以上の銘柄が下落する全面安の展開。一時1400円以上の値を下げる場面もありました。午後は、やや値を戻しましたが、結局、きょうは955円安の3万3780円で取引を終えました。3万4000円を割り込むのは、およそ8か月ぶりで、きのうと合わせると、2日で2000円近い大幅な下落です。

トランプ関税が想定より厳しい内容だったことから、アメリカの景気後退への警戒感が急速に高まりました。きのうのニューヨーク市場でもダウ平均株価は終値で1679ドルと、およそ5年ぶりの下落幅を記録しました。

また、円相場がきょう、一時1ドル=145円台前半まで円高に進んだことも、相場の重しとなりました。

日本時間のきょう夜には、アメリカで雇用に関する重要な統計の発表も控え、市場はさらなる緊張感に包まれています。