四国こんぴら歌舞伎大芝居があすから香川県琴平町の金丸座で開かれます。きょう(3日)は歌舞伎役者たちが登場し、琴平の春を華やかに彩る「お練り」が行われました。

サクラが見ごろを迎えました。のぼりも立ち、琴平の町は歌舞伎一色です。

(茅原淳記者)
「沿道には大勢の歌舞伎ファンがつめかけ、今か今かとお練りが始まるのを待っています」

お囃子こんぴらさんに春本番を告げる「お練り」が出発しました。中村萬壽さん、獅童さんら、出演する役者たちが人力車に乗って町をまわります。

「萬屋」

(中村獅童さん)
「きょうすっかり天気もよくなって、みなさんね、たくさん集まっていただいて非常にうれしい気持ちでいっぱいです」

(中村萬壽さん)
「毎回ここは大勢のお客様が集まっていただいて、琴平町の方々だけではなくて、近隣の方、遠くからこのお練りを楽しみにしてくださる方が集まって」

沿道に詰めかけた2万6千人の歌舞伎ファンがひいきの役者に声援を送ったり、写真をとったりするなどして、間近での触れ合いを楽しんでいました。

(訪れた人)
「中村獅童さんが初めていらっしゃるというので、見に来ました。もうなんか、かっこよかったです」
「獅童さんのお子さんを見に来ました。とってもかわいかったです」

今回は、萬壽さん親子と獅童さん親子の共演も見どころです。


Qどんな役柄演じてくれますか? 
(中村陽喜さん)
「『らくだ』はヤンチャで『宗五郎』は楽しそう」

(中村獅童さん)
「とにかく楽日まで元気よくつとめてくれれば、体調を崩すことなくやってくれればいいなと思います」

(中村時蔵さん)
「あした初日ですけれども」

「時蔵さーん」

「はーいありがとうございます。この熱を舞台でみなさまにお返しできればなと思います」

このあと金丸座で舞台稽古にのぞんだ役者たち。四国こんぴら歌舞伎大芝居は、いよいよあす初日を迎えます。