2日、浦添市で公的機関や警察を装って現金をだまし取る特殊詐欺事件が発生。被害者にかかってきた電話番号は海外からと推測されるものの、末尾が国内の警察署で使用される0110だった。
浦添警察署によると、始めに被害者の大学生の男性に電話をかけてきた男は実際には存在しない「日本信用機構」という公的機関風の団体名を名乗り、男性に債務があり、クレジットカードが偽装されているかもしれないとして、警察から掛かってくる電話に対応するように伝えた。
その後、末尾が0110の番号から、新宿署の警察官を名乗る男が電話をかけ、「あなた名義の口座がマネーロンダリングに使用されており、令状が出ている。調査のため指定口座に現金を振り込んで」などと語り現金10万円を振り込ませたという。
男はビデオ通話をした際に、警察官風の制服や帽子を身に着け、警察手帳のようなものを見せてきたとのこと。
警察は「警察などの公的機関が電話等で現金の振込を要求することはない。必ず詐欺を疑って。このような電話があったら一度電話を切って」警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。