第三者委員会の報告書公表も…CM再開見通せず

こうした中、清水社長から第三者委員会の調査結果について、報告を受けた民放連=日本民間放送連盟。人権意識およびコンプライアンスに著しく欠けるところがあったことをふまえ、文書で厳重注意しました。

フジテレビは当面、民放連の役職就任を自粛するということです。また、すでに辞意を表明していたフジテレビ出身である民放連の遠藤龍之介会長は2日、正式に辞任しました。

第三者委員会の調査報告書は出ましたが、すんなりCM再開とはいかないようです。

キリンホールディングスは、報告書で示された人権侵害の事実認定について「重大な問題」「広告出稿の停止を継続する」とし、広告代理店とともにフジテレビに「再発防止策が着実に進むことを強く働きかけていく」としたうえで、CM再開はフジテレビの取り組みが進んでいると判断できた段階で「検討可能になる」としています。

フジテレビ 清水賢治 社長
「フジテレビが変わっているんだという姿をお見せすることで、理解いただけるようになることを努力していくということしかない」