「特定利用空港」に指定されている那覇空港と、自衛隊駐屯地などとのアクセス向上に向け政府は1日、新たに県内の国道3か所を整備の対象に指定しました。

政府は有事に備えて自衛隊などが民間の空港・港湾を円滑に利用できるよう整備・拡充する取り組みを進めていて「特定利用空港・港湾」に去年、那覇空港が指定されました。

政府は「特定利用空港・港湾」と自衛隊駐屯地などとのアクセスの向上のため、道路の整備を進める方針で、1日、那覇空港につながる「那覇北道路」「小禄道路」「豊見城東道路」を新たに整備対象とすることを閣議決定しました。

これら3か所の国道について、国は合わせて141億円の予算を計上していて、今後整備が進められます。林官房長官は、整備の狙いを次のように述べました。

▼林官房長官「政府としては厳しい安全保障環境を踏まえれば、南西地域の防衛体制の強化は喫緊の課題と考えております」

このほか林官房長官は、与那国空港など県が管理する空港・港湾も指定したい考えを改めて強調しました。