連合富山は2日、ことしの春闘の妥結状況を報告しました。

連合富山によりますと、賃上げを要求した167組合のうち2日時点で約4割にあたる62組合で妥結されています。

結果は組合員1人平均で定期昇給とベースアップ合わせて1万5643円、率にして5.67%アップとなり、連合富山によりますと、2010年以降では最も高い水準ということです。

業種別では交通・運輸の引き上げ幅が最も大きくなりました。

また、賃上げの要求額を去年と比べた場合、299人以下の企業が300人以上の企業の上げ幅を上回っていて、連合富山は格差是正への強い意志を反映しているとしています。

連合富山 浜守秀樹 会長
「企業の規模間の格差、そして産業間の格差、この格差是正については一定程度改善していると理解している」