激しいせきが続く「百日せき」について、全国の医療機関から今年報告された患者の数が4100人と、この時期としては過去最多となったことがわかりました。
「百日せき」は激しいせきが平均で2、3週間続く感染症で、特に乳児が感染すると重症化し、死亡するおそれもあります。
国立健康危機管理研究機構によりますと、先月23日までの1週間に全国の医療機関から報告された「百日せき」の患者数は458人で、今年の累計患者数は4100人となりました。
この数は去年1年間の患者数4054人をすでに上回っているうえ、現在の方法で調査を始めた2018年以降では、この時期として過去最多となっています。
厚労省は、予防には生後2か月から受けられるワクチンの接種が有効だとしています。
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