1日午前、琉球銀行職員を名乗ってインターネットバンキングのパスワードなどを聞き出し金を引き出すフィッシング詐欺が同時多発的に発生し、約1億円の被害があったことがわかりました。

琉球銀行によりますと、1日午前10時過ぎから30分までの間に、琉球銀行の法人向けインターネットバンキングの利用者が、電話口でパスワードなどを聞き出され、金を引き出される、フィッシング詐欺が同時多発的に発生しました。

被害に遭ったのは県内の法人数件で、最も多い被害額が約5000万円、被害総額は合わせて約1億円だということです。電話は始め、琉球銀行を名乗る自動音声によって「管理者であれば1をそうでなければ2を押してください」などと促し、相手が管理者だと確認した後、直接コールにつながってパスワードを聞き出すという仕組みになっていたということです。

琉球銀行は「銀行側から電話やメールで顧客情報を確認することは一切ないので、不審な電話があった際は最寄りの取引店に相談してほしい」と、注意を呼びかけています。