公用車のテレビ機能付きカーナビの受信料が未払いだったことが全国で相次ぎ発覚しています。島根県雲南市と奥出雲町、飯南町で作る雲南広域連合は、1日、雲南消防本部の公用車の内12台で、受信契約が最大15年近くされていなかったと発表しました。

12台は、消防車4台と救急車6台、一般業務車両2台で、未契約期間は2か月から14年9か月でした。支払いが必要となる受信料の額は現在NHKに確認しているということです。

また浜田市は市消防本部の緊急車両13台で未契約が分かったと31日発表しました。消防車5台と救急車8台で、未契約期間は最も長いもので16年程ではないかということです。
こちらも支払いを求められる受信料の額は現在、照会中ということです。

通常の緊急出動ではテレビ機能は必要ないものの、県外への支援の際に必要になる可能性があるとしてテレビ機能付きのカーナビを設置したが、個々のカーナビに受信契約が必要だとの認識が不十分だったとしています。

これまで島根県内では松江市、出雲市、安来市でも同様の事案が発覚し、出雲市では合計486万円、松江市では380万円の支払いが必要になるとされています。