アメリカが示したウクライナの鉱物資源の共同開発に関する協定案について、両国が3月28日に初めて長時間協議し、ウクライナ側が合意に向け協議を継続する意向だと報じられました。

ウクライナ公共放送は3月31日、アメリカが示した鉱物資源の共同開発に関する協定案について、ウクライナとアメリカが28日に初めて長時間協議したと報じました。

ウクライナ大統領府の関係者が明らかにしたもので、専門家も交えて協議は継続中で、ウクライナ側は「合意に向け取り組みを続ける用意がある」との考えを示したということです。

新たな協定案では、アメリカが要求を拡大させ、ウクライナの天然資源の権益全般を掌握しようとする一方、ウクライナが求める「安全の保証」は確約されない内容だとされています。

アメリカのトランプ大統領は3月30日に、「ウクライナのゼレンスキー大統領が協定から手を引こうとしている。そうなれば、彼は大きな問題を抱えることになる」と述べ、不快感を示していました。