フランスの極右政党を率いるマリーヌ・ルペン氏が、秘書給与を不正に受け取っていたなどとして有罪判決を受けました。次の大統領選の有力候補でしたが、立候補が極めて困難になりました。

記者
「いまルペン氏が姿を見せました。険しい表情で法廷の中へと入っていきました」

フランスの極右政党「国民連合」を率いるルペン氏は、EU議会議員だった2004年から2016年の間に秘書活動をしていなかった人物の給与を議会に請求していた疑いがもたれていました。

パリの裁判所は3月31日、ルペン氏に対し、執行猶予付き禁錮4年の刑を言い渡しました。うち2年は電子ブレスレットをつけ、監視下に置かれるとしています。

また、5年間の公職選挙への立候補禁止を即時発効するとしました。

ルペン氏は2027年の大統領選挙の有力候補でしたが、出馬は極めて困難になりました。