広島と長崎に原爆が投下されてから今年で80年。札幌市の高校生たちが平和への願いを込めて被爆ピアノのコンサートを開いています。

高校生たちに抱えられながら会場に運び込まれたのは、1台の「被爆ピアノ」です。

3月29日から札幌市で開かれている「被爆ピアノコンサート」。
高校生平和大使などを務める北海道内在住の高校生9人が企画しました。
1945年8月6日、広島。
爆心地からおよそ3キロで被爆したピアノは、ピアノ調律師で被爆2世の矢川光則さんによって修復されました。
80年前の被爆によってできた傷は、いまも刻まれています。
1998年に被爆者から被爆ピアノを託されたことをきっかけに20年以上、全国各地でコンサートを開き、その数は3000回を超えました。
