来年秋の完成に向け再建が進められている首里城正殿。屋根を飾る龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)の設置が31日からスタートしました。

龍頭棟飾は、首里城正殿の屋根に飾られる1体約2トンの陶器で作られた龍で、200個程のパーツから構成されています。31日の午前、正殿の工事現場で龍頭棟飾の設置が始まり、正殿に向かって左側に位置する吽形の首の部分を6人がかりで設置しました。

陶芸家 山守隆吾さん「復元という造形を作り上げていく中で集大成として屋根の上にあがるんですけど緊張と使命感の連続の作業だったと思います」

▼彫刻家 山崎壱大さん「あと何パーツものせていかないといけないので、そこまで緊張の糸を切らしてはいけないなという感じです」

吽形の設置は来月いっぱいで完了する見込みで、5月には唐破風正面の龍、6月には反対側の阿形の設置が予定されています。