10月13日、静岡県小山町の「ふじあざみライン」で観光バスが横転し、27人が死傷した事故で、制御不能に陥ったバスが制限速度の2倍を超える速さで走っていたとみられることが分かりました。

この事故は10月13日、静岡県小山町須走の「ふじあざみライン」で観光バスが横転し、1人が死亡、26人が重軽傷を負ったものです。警察のこれまでの調べで、逮捕された運転手は「ブレーキが利かなくなった」と供述していて、バスは事故現場の400m以上手前から制御不能になったとみられています。

捜査関係者によりますと、現場付近の制限速度は時速30kmですが、事故直前に、バスはこの2倍以上の速さで走行したとみられることが新たに分かりました。警察はフットブレーキの使い過ぎによってバスが制御不能に陥ったとみていて、10月18日、バスの検証を実施しています。

今後はメーカーがバスの故障の有無などについてさらに調査を進めるということです。