特集はこちらのアートディレクター亀井樹世さんの取り組みです。

デザインを通して企業の課題解決につなげるという、亀井さんの制作過程に密着しました。

女の子「これ(B1長崎ヴェルカのロゴ)みたことある」
女性「かっこいいなって」

記者「その帽子お気に入り?」
男の子「うん。この部分の色とかかっこいい」

velcaの頭文字のVと鳥を掛け合わせた、長崎ヴェルカのロゴ。

亀井樹世さん「上に飛ぶ鳥とまっすぐ進む鳥と獲物を狙って急降下する鳥っていう3つの方向で鳥を表現しました」

制作したのはアートディレクターの亀井樹世さんです。



島原市の養鶏場の商品や長崎市の老舗喫茶店など、県内企業のロゴやパッケージなどを数多く作ってきました。

時津町出身の亀井さんは京都の芸術大学を卒業後、東京のデザイン制作会社に就職。資生堂やナイキなど大手企業のウェブサイト制作に携わりますが、20代後半で地元に戻ることを決意します。

亀井樹世さん「母数が多ければ多いほど作り手からエンドユーザー(消費者)の距離が遠いなっていうのが一つあって、自分が作っているものがエンドユーザーの皆様にちゃんと届いていて良いなと思ってもらえているか、反応がわかりにくいところもあったっていうのが一つあります」

消費者の顔が見える長崎で地元の後輩とともにデザインオフィス「デザインアルジュナ」を設立。

10年ほど前に長崎市万才町にオフィスを構えました。アルジュナの特徴は“デザイン経営”