3月末で退任する高知県教育委員会の長岡幹泰教育長は相次いだ教職員の不祥事について、自身の力不足とした上で「県民にお詫び申し上げる」と述べました。

長岡幹泰教育長は3月末で任期満了を迎えるにあたり、「様々な教育課題の解決に向け事務局を横断的に取り組んできた」とこれまでの3年間を振り返りました。一方で相次いだ教職員の不祥事については。

(県教育委員会 長岡幹泰 教育長)
「不祥事の発生件数の多さは異様であって、私が危機感を伝えている言葉が一人一人の教職員に伝わっていない」

さらに「子どもや教育に情熱を持ち自らの品性や志を高く力を尽くす教職員に全員を育てあげられなかったのは私の力不足」、「児童・生徒、保護者、県民の皆さんにおわびを申し上げる」と述べました。

このあと新年度から初めて女性の県教育長となる今城純子氏は「重責を担うことになり身は引き締まる思い。全身全霊で取り組んでいく覚悟」とあいさつした上で「子どもたちの学力向上や教職員の不祥事を防ぐための組織改革に取り組む」考えを示しました。