島根県の安来市で愛されていたソウルフードが復活です。
かつて、市内の焼き鳥店の看板メニューだった「鶏皮どて煮」。閉店により途絶えたその味を、地元居酒屋の店主が忠実に再現し、当時の味を懐かしむ客らで人気を呼んでいます。
記者 木谷茂樹
「こちらのどて煮なんですが、実は安来市内の飲食店で長年受け継がれてきたソウルフードともいえるどて煮なんです」
安来市の「居酒屋 竹る」。
一番人気は、2時間以上じっくり煮込んだ「鶏皮どて煮」です。
実はこのどて煮…、安来市民のソウルフードともいえる長い歴史があるんです。
居酒屋 竹る 森本充俊さん
「かなり有名なお店みたいだった。僕も安来に来てから知ったものですから。ソウルフードといってもいいものだったみたい」
店主の森本さんは、常連客から、かつて市内の人気焼き鳥店「鳥辰」で提供していた「鶏皮どて煮」の存在を知ります。
しかし、鳥辰は閉店。
途絶えてしまったその味を復活させて欲しいという常連客の願いを叶えるため、森本さんはレシピを知る飲食店関係者に頼み込み、試作を重ねました。
調理風景
「煮汁を取り置きして次作る時に煮汁を足して仕込んでいく。レシピ通りです」
秘伝のレシピによると、食材は鶏皮とこんにゃくのみで、味噌は松江市の小西本店の錦味噌を使うことと、とにかくシンプル。
酒は試作で一番マッチしたという地元・青砥酒造のものを選びました。
居酒屋 竹る 森本充俊さん
「(客からは)最初は、色が違う、大きさが違うとか、味が違うという声をいただいていた。徐々に、だいぶ近くなったよ、美味しくなったと言われるようになった」
安来市民も太鼓判を押すほど忠実に再現された「鶏皮どて煮」。
そのお味は?
記者 木谷茂樹
「下処理がしっかりしてあるので臭みもなく、じっくり煮込んであるのでトロトロです。味噌と酒のシンプルな味付けがお酒進んじゃいますよね」
さらに、今年の7月には、地元企業と組んでレトルトを発売。
家庭でも手軽に味わうことができます。
居酒屋 竹る 森本充俊さん
「安来伝統の味を途切れさせないように、そういう思いはあります」
客の声から復活した安来市民のソウルフード。
店で家庭で味わってみてはいかがでしょうか。
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