きのう、フジテレビは長年グループを率いてきた日枝取締役相談役の退任など経営刷新を発表しましたが、けさ、社外取締役の1人は、新しい人事は要望に沿った形で「株主の理解を得られる」と話しました。

フジ・メディアHD 齋藤清人 社外取締役
「社外取締役もリクエストしていた形に沿った人事案が出てきた。株主の皆様のご理解を得ることができると私は思っております」

フジテレビはきのう、40年以上取締役を務めた日枝久取締役相談役の退任を決め、取締役を半数に減らすことなどを発表しましたが、齋藤氏はけさ、社外取締役のリクエストに沿った人事案だと経営刷新に自信を見せました。ただ、放送収入が落ち込んでいて、「非常時であることは変わりない」としています。

フジテレビ 清水賢治 社長
「第三者委員会の結果を受け止めて、こちらとしてできる最大の改善策を出していきたい」

来週31日には第三者委員会の報告書が公表され、その結果を受けてフジテレビは会見を行う見通しで、スポンサーからの信頼回復につながる対策が打ち出せるかどうかが焦点です。