新潟県北部の村上市や関川村などを流れる6つの河川が、浸水被害防止を目的とする県内初の『特定都市河川』に指定されます。
2022年の“県北豪雨”を教訓とした、水害に強い街づくりが期待されます。

2022年8月に県北地域を襲った豪雨は、関川村を流れる前川や村上市や胎内市を流れる烏川など、一級河川ではない小さな川も氾濫し、被害が広がりました。

【新潟県河川管理課 酒井公生課長】
「実効性のある対策を講じることができまして、流域内の治水安全度の向上に寄与できるものと考えています」

28日から新潟県の『特定都市河川』とされるのは、前川や烏川など6つの河川。
あわせて川の周辺地域およそ33.8平方kmも『特定都市河川流域』となります。

県内で『特定都市河川』の指定は初めて。
2021年に特定都市河川浸水被害対策法が改正され、小規模の河川でも指定できるようになったものです。
これによって浸水対策として国の補助も受けられるようになり、水害に強い街づくりが期待されます。