浦部アナ「それでは本当にピタットを使用することで時間が短縮されるのか検証します」
まずは、いつもの机で黒のサインペンを探してみました。

浦部アナ「6秒かかりました」
では、ピタットを使った場合は・・・

浦部アナ「1秒!」
5秒の短縮!
浦部アナは黒のペンを使うことが多いので、仮に1日3回引き出しから取り出すとすると、1年間で1時間以上、ムダな時間を省けるんです。
なぜ、印刷会社がこうしたアイデア商品を開発したのでしょうか?
整理、整頓、清掃、清潔、しつけに取り組む「5S(ごえす)活動」。少ないコストで確実な効果があり、SDGsにもつながるとして、いま多くの企業で取り入れられています。
林社長「弊社は2016年にこの取り組みの結果、1年間で作業時間の効率を2000時間あげることに成功しました」

この「5S活動」の中で生まれたのがピタットでした。
さらに…
浦部アナ「ペンの種類が3本しかないですけど、これだけで足りるんですか?」

社員「足ります。共有物として使用頻度が低いものは、みんなが使うスペースに置いています」

1人1人がものに対して責任を持ち、無くなることも減ったといいます。
このピタットには、印刷会社ならではの技術が生かされています。
シールやポスターなどの型どりに使う専用のカッター。最初は発砲スチロールを手で切って作っていましたが、この機械を使用することで丈夫なウレタンで製作できるようになったんです。

林社長「タカラ印刷で長年やってきた5Sで成果が出ているもの、うちの得意としているものをサービス化することによって、よりお客様に貢献できるのではないかという発想からこの商品を販売するに至りました」
年々、ペーパーレス化が進み印刷物が減っていく中でも、タカラ印刷は売り上げを維持するどころか、むしろ上げているということです。
ピタットを生んだ発想は、ムダな時間を省けるだけでなく、持続可能な企業の発展につながっていました。
林社長「誰でも気軽に簡単に、時短につながりますよということを知っていただけたらなと思っています」

ピタットは文房具だけでなく、工具など様々な用途に使うことができるそうです。
みなさんも、仕事の時短してみませんか?