ウクライナ問題に関するアメリカとロシアによる専門家会合が始まったと、ロシア国営メディアがさきほど報じました。

ロシア国営のタス通信は、アメリカとロシアによる専門家会合がサウジアラビアで始まったと、日本時間午後4時すぎに伝えました。

今回の会合では、主に黒海での停戦や船の安全航行に関して協議が行われるということです。

これに先立ちアメリカとウクライナの代表団による協議が23日、サウジアラビアで行われました。

ゼレンスキー大統領は、ウクライナからはエネルギー省や外務省、軍の関係者が参加したと明らかにしています。また、ウメロフ国防相から協議について報告を受けたとしたうえで、「非常に有益だった」と強調しました。ウメロフ国防相は「議論は生産的であり、集中して行われた。エネルギーを含む重要な点について議論した」と述べたものの、詳細は明らかにしていません。

ウクライナでは23日にかけて首都キーウでロシアによるドローン攻撃があり3人が死亡するなど、連日、激しい攻撃が続いていて、ゼレンスキー氏は「ロシアの攻撃を止めさせるために圧力をかけなければならない」と訴えました。