SNSの誹謗中傷が原因でおととし亡くなった女子プロレスラー、木村花さんの母親
響子さんが17日、大分市の中学校で講演し、ことばの重みを生徒に伝えました。
大分市の城南中学校を訪れたのは女子プロレスラー木村花さんの母親、響子さんです。
娘の花さんが2020年、SNS上での中傷などを原因に自ら命を絶った後、母親の響子さんは誹謗中傷を根絶するため、SNSについての講演や法改正のための活動を行なっています。
(木村響子さん)「もしね、ちょっと私みんなと違うと思ったりみんなと同じことできないと思っても全然気にすることないので、そのまま自分らしさを大切にしてください」
17日の講演会で響子さんはSNSで起きる嫌なことや、なぜ中傷するのかを中学生に問いかけ意見を交換しました。
(木村響子さん)「なぜ悪口を書き込んでも心が痛まないのかという質問があったので、みんなで一緒に考えてみようと思う」
(中学生)「その人に対する嫉妬とか、うらやましさとかから中傷をするんじゃないかと思う」「ストレス発散で言ってしまうことがあると思う」
響子さんは誹謗中傷をなくすために「できること」を中学生に伝えました。
(木村響子さん)「色んな言葉のストックを自分の心のひきだしに持っておくことで、なにかちょっと嫌なことが起きた時に優しい言葉でも伝えられると思うので、ぜひどんどん色んな言葉を覚えておいてほしい」
また、会の最後には亡くなった花さんに思いが届くよう願いを込めて、1分間の拍手が送られました。
(中学生)「ひと1人の発言で相手の人の心が傷つけられるということを改めて学んだ」「ちゃんと意識して正しい使い方をしたいと思うSNSは、やっぱり優しい世界になってほしい」
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