福島県双葉町に工場がある浅野撚糸が21日、入社式を行い、地元浜通りの高校生6人が入社しました。
岐阜県に本社を置く浅野撚糸は原発事故で大きな被害を受けた双葉町の復興を後押しようとおととし、町内に工場を新設しました。

新年度が始まるのを前に、21日は一足早く入社式が行われ、新入社員6人が入社しました。採用されたのはいずれも高校生で、浜通りの出身です。
式の中で、浅野雅己社長は「いっぱい夢を追いかけて世界一の町工場にしましょう」と呼びかけました。
これに対し、新入社員の代表で、浪江町出身の光居優梨(みついゆり)さんが抱負を述べました。
光居優梨さん「この町の復興のシンボルとなるべく、共に励み切磋琢磨し一日も早く交流人口拡充と会社事業に貢献できるよう努めていく」
新入社員は、自身が生まれ育った地域のために働く決意を新たにしていました。
新入社員「お客さんとのコミュニケーションを大事にしてもっと双葉の良いところを発信していきたいと思います」
新入社員は22日から、岐阜県で研修を受け、来月21日からは双葉町で働くということです。