阪神甲子園球場で連日、熱戦が繰り広げられているセンバツ高校野球。これに合わせて歴代の優勝校のユニフォームを一堂に集めた特別展があす(22日)から岡山市北区のRSK山陽放送本社イノベイティブメディアセンターで始まります。膨大なコレクションを並べるのはRSKのディレクターでユニフォーム研究家の石原正裕さん。ひと足早く石原さんに展示の見どころなどを聞きました。

センバツ優勝校66校のユニホームを年代順に

(ユニフォーム研究家 石原正裕(RSKディレクター))
「ここに2枚あるんですけど、これ両方共学校の名前が変わっているんです。当時の名前で残っているんです。これは観音寺中央高校、今は観音寺総合になっている。

これは戦前に唯一のセンバツ連覇をした神港商業。2回名前が変わっているんですよ。だからこれはすごく貴重なんです」

あす(22日)から始まる「最強の高校野球ユニフォーム展春」。会場には1回から96回大会までのセンバツ優勝校、66校のユニホームが年代順に展示されます。ユニフォームのほとんどは石原正裕さんが高校野球の歴史研究のため、OBや監督から譲り受けたものです。入手が困難だったユニフォームも少なくないといいます。

(ユニフォーム研究家 石原正裕(RSKディレクター))
「飯田長姫高校というのが、今飯田OIDE長姫という学校になっている。当時のものを探してもらったが、『ないよ』って。だからもうじゃあ当時のデザイン、色や素材を聞いて、『レプリカを作らせてください』といった」

「それで出来たのがこれです。これ、全然違うでしょ。これが昭和29年に優勝した当時のもののデザインと素材に近づけて作ったもの。だからこれ、オンリーワンです。今回のために作ったものです。このユニフォームは多分野球をやっていた人にとっては懐かしいと思うんです。こういうような綿とポリエステルの混紡の。安っぽい感じのユニフォームを僕らは着てやってて。そのころのユニフォームに近いと思う」