停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、宮城刑務所の30歳の男性看守です。宮城刑務所によりますと男性看守は2023年4月頃から2024年4月12日頃までの間、複数回に渡り、同僚職員のロッカーをスペアキーで開け保管されていた財布の中から現金を抜き取っていたということです。被害額は少なくとも5万円以上とみられています。被害にあった職員から財布の中から「所持金が減っている」と上司に相談があり、監視カメラなどで調べた結果、男性看守の犯行が発覚したということです。
被害者の職員は、警察に被害届を出していて警察は2024年9月、窃盗の疑いで男性看守を書類送検していました。宮城刑務所の林文彦所長は、「矯正行政への信頼を著しく損ね深くお詫び申し上げます。職員の指導を徹底し綱紀粛正をはかり再発防止に努めていきます」とコメントしています。