今や多くの外国人観光客が訪れる日本。そんな外国人観光客から、形に残る旅の思い出に日本人にとって “意外なモノ” が人気のお土産となっているんです。
「集莉」「気仁愛」ハンコ店 客の約8割が外国人

熊崎風斗キャスター:
外国人観光客の皆さんは、日本に来て、どんなお土産を買っていくのでしょうか。
【日本のお土産 なに探してる?】
1位 ハンコ
2位 包丁
3位 着物・浴衣
4位 靴
5位 スーツ
6位 おもちゃ
7位 化粧品など
8位 まんが
9位 骨董品
10位 刀など
※Fast Train Media 記事の閲覧をもとに調査
東京都品川区のハンコ店「はんこランド東京」では、イギリスから来た男性が、母親のシューリーさんにプレゼントするためにハンコを購入しました。
イギリスから
「お母さんも喜ぶと思うよ」

ハンコの漢字には「集莉」とあり、その下にはアルファベットで「SHIRLEY」と書いてあります。
一文字ずつ漢字の意味を説明して、送りたい人のイメージに合う文字を選んで、決めていました。
イギリスから
「漢字の音から、日本語バージョンの名前を考えるのはすごく良いと思う。シンプルなカタカナの名前よりずっと良いよ」
直近2年間では、外国人のお客さんに1800本近くのハンコを販売しているということです。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
外国の人はサインだから、ハンコが好きというのは聞きますね。あと、漢字を好きな人が多いですよね。

熊崎キャスター:
「はんこランド東京」では、漢字と英語のデュアルハンコを販売しており、客の約8割が外国人だそうです。
はんこランド東京の店主は「脱ハンコで使う人が減ってきたが、海外の人の人気があるので開発した」と話しています。

オーストラリア出身のケニアさんは、「気仁愛」(KENIA)という漢字を当てたそうです。
「愛や思いやり(仁)の心が溢れた人に」という意味があるといいます。
アルファベットだけの場合、その一文字で意味を見いだしにくいですが、漢字の場合はここがいいと大喜びしていたということです。