地震によって起こる「液状化現象」能登半島地震では震源から100キロ以上離れた地域にも大きな被害をもたらしました。1年余りが経った被災地を取材しました。
震源から100キロ以上離れた地域でも「液状化」
最大震度7を記録した能登半島地震。

大きくうねる地面。折り重なるアスファルト。あふれ出た泥水が道路を覆いました。
「液状化」現象です。
震源から100キロ以上離れた石川県内灘町では、震度は5弱だったものの、液状化などで建物への被害は3300棟を超えました。
今も被害の爪痕が

RKB 宮脇憲一 アナウンサー
「このあたりは震源域から100キロ以上離れているんですけれど、非常に液状化が多く発生した場所です。ああいったところも今、家が完全に傾いてしまっています」
地震から1年2か月経っても、その爪痕は色濃く残っていました。
RKB 宮脇憲一 アナウンサー
「おはようございます。福岡から来たんですけれど、少しだけいいですか」
数日後に家を取り壊すという男性に出会いました。
住民
「地震やって分かったからすぐ座って。歩かんと。前見とったら、駐車場に止めてある車がこのような形で砂が上がってるね。ストップしたなと思ったら水が噴き出てきた」

液状化で地盤は60センチあまり沈下。
家の中はどうなっているのか、案内してくれました。