石垣島の大本小学校では1人だけの6年生が19日卒業の日を迎え、在校生や先生、そして地域の人たちに見守られながら学び舎を巣立ちました。

石垣市立大本小学校は県内一高い山、於茂登岳のふもとにある全校児童3人の小学校です。

この日卒業したのは、ただ1人の6年生、梅田ももさんです。
梅田さんは2人の在校生や先生、地域の人たちに見守られながら、担任とともに入場しました。

そして、與世山操校長から卒業証書を受け取ると「中学校では部活動と勉強を両立して頑張りたいです」とあいさつしました。
▼梅田ももさん
「ピカピカのランドセルを背負って初めて校門をくぐったあの日、あれから6年、心も体もたくましくなりました。在校生の皆さん素敵な思い出をありがとう」

そして6年間の思い出と感謝の気持ちを込めて1人で卒業の歌を披露しました。
▼梅田ももさん
「6年間はとても早かったけど、みんなと過ごした日々がすごく楽しかったので、ちょっと寂しいけど頑張りたいです。少ない人数だからこそ1人ひとりがしっかり出来て自分の役割や気遣いもできるようになったんじゃないかなと思います」

あたたかな祝福を受けた梅田さんは笑顔で学び舎をあとにしました。