統合により閉校する山梨県富士川町の鰍沢中学校で記念の式典が行われました。
生徒や卒業生らが慣れ親しんだ学校との別れを惜しみました。

富士川町の鰍沢中学校は生徒の減少などを背景に、新年度に町内の増穂中学校と統合されることから78年の歴史に幕を下ろします。

20日は閉校の記念式典が学校で行われ、200人を超える生徒や学校関係者が出席しました。

式典では生徒を代表して2年生の雨宮光喜さんが慣れ親しんだ学び舎への感謝と新生活への決意を語りました

鰍沢中 学友会長 雨宮光喜さん(2年):
「ありがとう、鰍沢中学校。私はここで得たすべての思い出を胸に、新しい一歩を踏み出します」

そして古くから地域で演奏され学校の伝統にもなっている「鰍沢ばやし」が生徒により披露されたほか学校の思い出を振り返るスライドショーが上映されました。

さらにメンバーに卒業生がいるバンドステイ・オン・ソリッドのライブも行われ、参加者たちは学校生活を振り返りながら別れを惜しんでいました。

生徒は:
「今までの先輩たちの気持ちがすごく伝わってきて、鰍沢中の生徒で良かったと思える式だった」
「すごく悲しいが、来年度も鰍沢中で学んだことをしっかりと生かしていきたい」

鰍沢中からバトンを引き継ぐ新たな中学校「富士川中学校」は4月7日に開校します。