長野県信濃町のスキー場がさらなるスキー客の獲得に向けて始めた、ある取り組みが人気を呼んでいます。
今シーズンは雪に恵まれた長野県内のスキー場。
多くのスキーヤーやスノーボーダーが県の内外、さらに海外からも訪れていますが、信濃町のスキー場が新たなターゲットとしているのが、ワンちゃんです。
愛犬と一緒にスキーやスノーボードが楽しめます。

愛知県から:「名古屋から来ました。ワンちゃんはいいけどリフトも乗れるってところは今まで見たことはなかったので」
兵庫県から:「犬と一緒に滑れるんです。それがしたくて兵庫県から8時間かけて来て」
ドッグランではなくゲレンデで、愛犬と一緒にスキーやスノーボードが楽しめる、信濃町・黒姫高原スノーパークの「スノードッグエリア」。
およそ2年前に始めると県内外の愛犬家から人気となり、次の年には売り上げが3倍に伸びました。
使っていなかったリフトを稼働させてコースを増やすなど、スキー場ではさらに力を入れています。
人気となった背景にあるのは、SNSでのクチコミ。
愛犬家同士がSNSでつながり、一緒に訪れるグループも少なくありません。
お客さん:「きょうは13匹います。僕ら兵庫なんですけども集まって遊びに来て」
お客さん:「リフトも一緒に乗れるみたいな動画を見て。引っ張ってもらう動画とかもあったから」

スキー場では、食事も愛犬と楽しめるように工夫。
メニューには愛犬用のステーキもあります。

お客さん:「ワンちゃんと一緒っていうのは少ないからありがたいし、いろんなワンちゃんとも触れ合えるし、こうやってワンちゃんメニューがあるのがありがたいですよね」
スキー場では今シーズンから、愛犬と泊まれる宿泊施設も稼働し、さらなるスキー客の獲得に動き出しています。
黒姫高原スノーパークの今シーズンの営業は3月23日までです。