「BENI」という女性を称する人物とLINEのメッセージでやり取りし、50代男性が現金合わせて1080万円をだまし取られていたことが19日までにわかりました。
富山中央警察署によりますと、去年11月初旬、富山市に住む50代男性が「BENI」という女性を称する人物とLINEメッセージでやりとりしていたころ、「金融取引で多大な収益を上げている」などと言われました。

50代男性は「BENI」から「原資の18パーセントから35パーセントの利益が出る」などと投資に誘われ、指示された暗号資産取引用と称するアプリをダウンロードし、紹介されたLINEグループで投資に関するアドバイスを受けるようになりました。
50代男性は今年1月初旬から2月14日までの間、インターネットバンキングを利用して複数回、合計1080万円を指定の口座に振り込みました。
50代男性はアプリ上で利益が出ているように表示されたことから、現金化しようとしたところ、できなかったので不審に思い、家族などに相談したところで投資詐欺の手口であることがわかり、被害に気付いたということです。
警察は、うまい儲け話には乗らないことを注意を喚起したうえで、SNSで投資話を持ち掛け、高配当をうたい指定の口座に現金を振り込ませるのは詐欺の手口だとしています。

SNSでお金を請求されたら一人で悩まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。