宜野湾市の小学生が、化学工場などで危険物を扱うのに必要な国家資格、「危険物取扱者乙種」の6つの試験にすべて合格し、関係者を驚かせています。
合格した当時11歳で県内の最年少記録を更新したのは、普天間第二小学校6年の宮城朝愛(あさとし)さんです。

「危険物取扱者乙種」はガソリンスタンドや化学工場などで消防法に基づく危険物を取り扱う際に必要となる国家資格で、「乙種」は取り扱う危険物の性質ごとに6つの類(るい)に分かれています。
宮城さんは去年4月にガソリンや灯油の運搬ができる「乙種4類」を取得したのを手始めに、今年1月までに全6類を取得。
今月14日、消防試験研究センター沖縄県支部から努力を称える表彰状が贈られました。
普天間第二小学校6年・宮城朝愛さん
「周りの助けもあったし」「努力が大切だったと思います」
(勉強の)楽しみはありました?
「楽しみは(化学物質の)性質ですね。直接燃えたりするのもあるし、水をかけたら燃えるものもありました。そういうところが面白いと思います」

宮城さんは18日に普天間第二小学校を卒業、今後は毒劇物取扱者や登録販売者など新たな資格にも挑戦したいと意気込んでいました。