がんなどの高額な医療費がかかる治療で、患者の負担を抑える国の「高額療養費制度」。自己負担額の引き上げが検討されていて、患者や家族からは不安の声が上がっています。

2017年にすい臓がんと診断された濱端光恵さん(54)。手術と半年ほどに及ぶ抗がん剤治療を経験しました。その後、すい臓がん患者とその家族でつくる団体を立ち上げ、代表を務めています。

すい臓がん患者の会 ぶどうの木代表・濱端光恵さん:
「ものすごく私たち助けていただいているんだなって今になって感謝しています」

濱端さんが治療で利用したのが「高額療養費制度」です。一か月の医療費が上限額を超えた際、その超えた額を国が支給します。上限となる額は年齢や所得によって異なります。濱端さんの場合はどうだったのでしょうか?