宮城県気仙沼市を流れる大川で今シーズン最後のサケの稚魚の放流が行われました。今シーズンの放流は前年比2割にとどまっています。

放流されたのは気仙沼市本吉町にある小泉川ふ化場で、4ヵ月余りかけて飼育された体長およそ5センチのサケの稚魚、19万8千匹です。ふ化場の水温は例年並みの10℃程で推移し生育は良いということです。今シーズン捕獲したサケは前年比46%のオス177匹、メス94匹、合わせて271匹で平成以降最も少なくなりました。

管野幸一 気仙沼鮭漁業生産組合長:
「厳しい状況で自然相手なのでなかなか人の力は及ばないところがあるのである程度いたしかたないのでそれに対応していろんなことを考えていきたい」

気仙沼鮭漁業生産組合によりますと不漁の影響で今シーズンの放流は、山形県産の稚魚と合わせて35万2000匹で昨シーズンの2割にとどまりました。