「ひどい値引きをしないようなルール・罰則を」

(金属加工会社の社長)
「どこも最低の見積もりで出している。それ以下(の金額)でやるというのは、もう何か月か先には、ない会社かもしれない。そういうところが今を生き延びるためにいくらでもいいから、給料の半分でも出したいから仕事を取っていく。それをやっていたら、どんどん自分の首を絞めてしまう」

トヨタ自動車は2022年から段階的に材料費や物流費、人件費があがった分を仕入れ先との取引価格に反映させていますが、下請け企業全体にはまだ浸透していません。

(金属加工会社の社長)
「大企業の調達担当に(価格転嫁の)意識はない。いまだに下げる一方。ひどい値引きをしないようなルール・罰則を政府が作らないと」