アロマスプレーの新製品が発売された話題です。

アロマスプレーと言っても山口県を代表する観光地、瑠璃光寺五重塔をイメージした香りということです。いったいどんな香りなんでしょうか。

山口市の国宝、瑠璃光寺五重塔。

日本古来のひわだぶきの屋根が特徴です。

現在は70年ぶりに屋根の全面ふき替えが行われていますが、このふき替えを担っているのが1830年代創業の「ひわだや」です。

「ひわだぶき」とは、樹齢80年以上のヒノキの樹皮「ひわだ」を密に重ねて屋根を覆う技法です。

この「ひわだ」から、生まれたのが…

こちら、「瑠璃KOUアロマ Air Mist」です。

「ひわだ」から香りを抽出してブレンドしたアロマスプレーです。

「ひわだや」と「アロマ空間デザイン」が今月10日に販売しました。

瑠璃光寺に昇る朝日のパッケージが目をひきます。

tys関谷名加・アナウンサー
「こちら空気中に2~3回プッシュするといいそうです。あ、いい香りです。お線香の香りに近いですかね、神社ですとか、お寺に訪れた時のようなリラックスした気分になれます」

香りは下から上に上がってくるので、スカートのすそやジャケットの内側、枕などに使うのもおすすめです。

体験会の参加者
「自然の中にいるみたいですごくすてきな香りでした。なんかお土産にもできるし、すごくいいなと思いました」

「ひわだ」だけでなくヒノキの幹や葉、神社仏閣の建材にも使われる白檀などもブレンドしています。

五重塔をイメージした香りで山口の観光や文化財保護に貢献しようと開発されました。

有限会社ひわだや佐々木綾子専務取締役
「香りというのが1番五感の中で記憶に残るということをアロマ空間デザインの山崎さんにお伺いしたことがありまして、記憶に残るものと建物や山口の気候や文化というものがmixしたようなものができるとすてきだなという風に考えました」

2015年に発売されたエッセンシャルオイルも、ひわだを新たにブレンドしリニューアルしました。

「瑠璃KOU」は、湯田温泉の土産売り場や県庁の売店など、県内15か所で販売されています。

売り上げの一部は、瑠璃光寺の修復費用などに寄付されるということです。