土地の取り引き価格の目安となる今年の「公示地価」が18日に発表され、住宅地ではインバウンドで注目が集まる長野県白馬村が前の年と比べ3割近く上昇して、変動率で全国2番目となりました。
また野沢温泉村も6位でした。


国土交通省が発表した1月1日時点での県内の公示地価は、2024年に比べて、住宅地の平均変動率がプラス0.8%で、3年連続の上昇でした。


市町村別の上昇率は、白馬村が19.8%で最も高く、次いで野沢温泉村、軽井沢町が続きました。

このうち白馬村北城は29.6%の上昇で、北海道富良野市北の峰町に続いて全国2位、野沢温泉村豊郷も20.9%のアップで全国6位でした。

インバウンド効果による地価の上昇が、スキー場周辺で顕著に表れています。

工業地の平均変動率はプラス2.1%で4年連続の上昇でした。


また、商業地は0.4%上がり、33年ぶりに上昇しました。

県内の商業地で最も高かったのはJR長野駅前で37万2000円。

駅周辺では観光客の増加や飲食店の客足の回復、マンション開発など複合的な要因が上昇につながっているようです。

商業地の変動率でも、白馬村北城が33.0%の上昇で全国4位でした。