偽造や変造に対する対策を大幅に強化した新しいパスポートの発行が、長野県内でも3月24日の申請分から始まります。
新規の申請も含め、すべての手続きがオンラインでも出来るようになる一方、受け取りまでの期間が、これまでより3日長くなることから注意が必要です。


パスポートが新しくなるのは5年ぶりで、顔写真のページにプラスチック基材が使われ、名前などの個人情報がすべてレーザーで印字されるため、偽造や変造がより困難になり、セキュリティが強化されます。

出典:政府広報オンライン























また顔写真が3か所に使われ、うち1か所の写真は、傾けると誕生日に切り替わる仕様になります。

これまでは、有効期限が1年未満になったパスポートを更新する際などに限ってオンラインでの申請が出来ましたが、24日からは新規を含め全ての申請がオンラインでも出来るようになります。

オンラインでの申請には、マイナンバーカードとマイナポータルアプリに対応するスマートフォンが必要で、アプリのカメラ機能を使って自身で顔写真やサインを撮影するなどして申請します。

オンラインで申請することで、窓口に出向くのは受け取る際の1回だけになるほか、戸籍謄本の提出が不要になることから、取得の際の費用がかからなくなります。

出典:長野県ホームページ













一方、手数料は、期間10年の新規のパスポートを取得する場合、窓口での申請は、これまでの1万6000円が1万6300円になるなど、それぞれ300円値上げされます。

これに対し、オンラインでの申請はそれぞれ100円値下げされます。

出典:長野県ホームページ









また、申請から受け取りまでにかかる日数は、オンラインでの申請も窓口での申請のいずれも、長野地域振興局に申請した場合は9日間、それ以外の地域振興局で申請した場合は11日間と、これまでに比べ3日間多くかかることになることから注意が必要です。

これまで、県が作成していましたが、24日以降は国立印刷局で作成されるためです。

県では、余裕を持って申請するよう呼びかけています。