町工場がいかに「くだらない」ものを作るかを競い合う「くだらないものグランプリ」が15日開催され、富山県高岡市のフジタがグランプリに輝きました。

「第3回くだらないものグランプリ」で優勝したのは、富山県高岡市の株式会社フジタが製造した「LOVE LOVE メリケンサック」です。

メリケンサックは拳にはめる金属製の武器のことですが、この作品は装着した人同士が引かれ合ってくっつき自然と恋人つなぎになってしまうという愛と平和にあふれた作品です。

「くだらないもの日本一」に輝いたフジタ (写真提供フジタ)
どんな人とも自然と恋人つなぎになっちゃう


「くだらないものグランプリ」は町工場が自社の技術力を駆使して、いかに「くだらないもの」を作るかを競い合う大会で、今月15日、愛知県南知多町で開催されました。

ことしは全国から21社がエントリーし事前投票と当日投票で競い合い、フジタの作品が「くだらないもの日本一」に輝きました。フジタはおととしの第1回から3年連続で参加していて、去年は惜しくも2位。

「LOVE LOVE メリケンサック」の発案者・フジタの盛田玲太さんは「いろいろ作る中で苦労はあったんですが、奇跡的にいろんなことがうまくいった。くだらないものの神様に感謝したい」と悲願の優勝を喜びました。

自然と「はにかむ笑顔」になるのも特徴


富山県内からは、射水市の「アルミファクトリー」も出場していて、初参戦ながら3位に食い込みました。アルミファクトリーの「痛快!アルミ馬」はアルミ製の竹馬で、足を乗せる部分に足つぼが付いた「痛快」な作品です。