西日本は高くなる可能性も

また、備蓄米が輸送されるこれからの時期は、引っ越しシーズンなどと重なり、運送コストが高くなる傾向にあります。

そのため、地域によってコメの価格に差が出る可能性があると小川助教は話します。

宇都宮大学 小川真如 助教「今回、備蓄米の入札にかかったコメの産地というのが、東日本や北陸に偏っているという特徴があります。倉庫は東日本が多いので、そういったコメを西日本に運んだ場合には、比較的価格が高くなりやすいということが可能性としては考えられます」

備蓄米3月下旬にも店頭に

ちなみに備蓄米が販売される際、「備蓄米」と表記する決まりはないそうです。

ただ、小川助教が独自に取材したところによると、「話題になっているため、あえて表記をする小売店もあるのでは」とのこと。

今回落札された備蓄米は、早ければ3月下旬に店頭に並ぶということです。